「Withコロナ」時代の産官学連携によるDX戦略と大学の意義~神戸大学のチャレンジ

開催概要

新型コロナウイルス感染症拡大により移動の制限や人との接触の自粛、在宅勤務や遠隔授業の普及など、社会活動や生活様式の変化が強く求められている。とりわけ、感染防止のため非対面のニーズが拡大するなど、社会経済活動が大きく変わる中で、テレワークなどDXが加速している。一方、今春からスタートしている5Gは、人、家、家電、クルマ、店舗、街など、あらゆるものを制限なくつなぎ、「Socety5.0(スマートシティ)」を実現する技術として期待されている。5Gによって、革新的なサービスが生まれ、生産性が向上することになり、その結果、人手不足、防災・防犯、医療介護といった社会課題の解決と新しい価値の創出が実現していく。新型コロナと5Gによってビジネス、社会構造の急激な変革が予測される中で、これからの地域社会はどうなっていくか、また、「Society 5.0」で活躍できる人材を育成していく大学として、地域社会そのものを教育研究の場として社会実装教育を進めている神戸大学の取組などをもとに議論していく。

主催:国立大学法人神戸大学、神戸市

開催日時

日時:2020年9月6日(日) 11:20〜12:20

配信URL

078KOBEのYouTubeチャンネル内の以下URLで配信します。

https://youtu.be/dxGdP4gM8Fk

出演者

齋藤 政彦

齋藤 政彦

齋藤 政彦(Saito Masahiko)
国立大学法人神戸大学 副学長
数理データサイエンスセンター長
一般社団法人デジタルトランスフォーメーション研究機構代表理事
神戸大学理学部数学科教授
理学博士(京都大学)

木村 建次郎

木村 建次郎

木村 建次郎(Kimura Kenjiro)
国立大学法人神戸大学 数理・データサイエンスセンター教授
株式会社IntegralGeometryScience創業者兼CSO(最高戦略企画責任者)
工学博士(京都大学)

サブサーフェイスイメージングと逆問題の研究に従事。応用数学史上の未解決問題であった「波動散乱の逆問題」の解解析の導出に世界で初めて成功し、多重経路散乱場理論を確立した。また蓄電池等における静磁場‐電流の逆問題の解析解の導出にも成功し、これらの研究成果を社会に実装するため、株式会社Integral Geometry Scienceを創業。

南 知惠子

南 知惠子

南 知惠子(Minami Chieko)
国立大学法人神戸大学
神戸大学大学院経営学研究科長、神戸大学経営学部長

神戸大学文学部(社会学専攻)卒業後、経済学部助手・事務助手兼任、その後、米ミシガン州立大学コミュニケーション研究科で修士号取得、神戸大学大学院経営学研究科に入学。博士後期課程を中途退学後、横浜市立大学商学部勤務を経て、2001年に神戸大学大学院経営学研究科助教授、2004年に神戸大学大学院経営学研究科教授。専門はマーケティング。日本消費者行動研究学会会長、日本商業学会副会長を歴任。現在、日本マーケティング学会、サービス学会理事。サービス産業生産性協議会にて日本版顧客満足度指数開発チーム・アドバイザーを担当。NEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構のSIP(戦略的イノベーションプログラム)、JST(科学技術振興機構)の未来社会創造事業等、サービス関連の多くの研究プロジェクトに参画。

松崎 太亮 [司会]

松崎 太亮 [司会]

松崎 太亮(Matsuzaki Taisuke)
神戸市企画調整局つなぐラボスマートシティ担当課長
内閣官房IT総合戦略室オープンデータ伝道師
総務省地域情報化アドバイザー
神戸学院大学共通教育センター客員教授
Ph.D(応用情報科学)

1984年神戸市役所に入庁、阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日翌日から当時広報課職員として、被災現場を自ら取材し、その状況を神戸市ウェブサイトで世界に配信。2006年 国立教育政策研究所教育情報ナショナルセンター運営会議委員、2009年 JICA「トルコ国防災教育普及支援プロジェクト」専門調査員、2009年 日本災害情報学会廣井賞受賞(共同受賞)、2012年 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ利活用推進WG座長などを歴任。著書「シビックテックイノベーション」(インプレスR&D社)ほか。