映画『スパイの妻』公開記念スペシャルトークセッション presented by 078KOBE FILM × KOBE FILM OFFICE

イベント概要

ヴェネチア国際映画祭で、最優秀賞を競うコンペティション部門にノミネートされた映画『スパイの妻』。神戸出身の巨匠・黒沢清監督が、初めて神戸で撮影を行った作品です。
本イベントは、黒沢監督と、共同脚本の野原位氏(神戸在住)、ロケ地となった旧グッゲンハイム邸管理人の森本アリ氏の3人が、作品が作られる過程や、神戸への思いをゆったり語り合う、珠玉のトークセッションです。

日時

9月6日(日)15:15 〜 (YouTube プレミア公開)
※プレミア公開後もアーカイブ視聴可能です

ご視聴方法

映画『スパイの妻』公開記念スペシャルトークセッションは、KOBE FILM OFFICE YouTubeチャンネルよりご視聴いただけます。

プレミア公開はこちら

作品概要

  • ストーリー
    1940年。満州で偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまった優作は、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく…。
  • スタッフ・キャスト
    監督:黒沢清
    出演:蒼井優/高橋一生/坂東龍汰/恒松祐里/みのすけ/玄理/東出昌大/笹野高史

出演者

黒沢 清

黒沢 清

1955年7月19日、神戸市出身。大学時代から8ミリ映画を撮り始め、『スウィートホーム』(88)で初めて一般商業映画を手掛ける。その後『C U R E キュア』(97)で世界的な注目を集め、『ニンゲン合格』(98)、『カリスマ』(99)と話題作が続き、『回路』(00)では第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。以降も、第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品『アカルイミライ』(02)、第64回ヴェネチア国際映画祭正式出品作品『叫』(06)と国内外から高い評価を受ける。また『トウキョウソナタ』(08)では、第61回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞と第3回アジア・フィルム・アワード作品賞を受賞。「贖罪」(11/WOWOW)は、テレビドラマにも関わらず数多くの国際映画祭で上映された。その他、第8回ローマ映画祭最優秀監督賞を受賞した『Seventh Co de セブンス・コード』(13)、第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞した『岸辺の旅』(14)、第66回ベルリン国際映画祭に正式出品された『クリーピー 偽りの隣人』(16)、フランス・ベルギー・日本合作で、オールフランスロケを敢行した『ダゲレオタイプの女』(16)、第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品された『散歩する侵略者』(16)、ドラマ「予兆散歩する侵略者」(17/WOWOW)、1ヶ月間ウズベキスタンに滞在し撮影を行った『旅のおわり世界のはじまり』(18)などがある。

野原 位

野原 位

1983年、栃木県出身。2009年に東京藝術大学大学院映像研究科を修了。在学中は濱口竜介監督作品の助監督を務めながら、伊坂幸太郎原作のオムニバス映画『ラッシュライフ』(09)の一編、寺島しのぶが出演する『京子』を監督。また大学院修了作品として、いしだ壱成が主演する長編映画『Elepha nt Love』(09)を監督。その後は、CS放送の番組A D 、C G プロダクションマネージャーなどの職を経て、拠点を神戸へ移す。監督作品『talk to remember』(15)が広島国際映画祭2015にて上映、17年には台湾での映像ワークショップを開催するなど活動の幅を広げている。濱口竜介、高橋知由とのユニット「はたのこうぼう」で脚本を務めた『ハッピーアワー』(15)は、各国の映画祭で上映され、主要賞を多数受賞した。

森本 アリ

森本 アリ

1974年神戸出身・在住。1996年 Ecole de Recherche Graphique(ベルギー/ブリュッセル)卒。神戸、塩屋の築108年の西洋館「旧グッゲンハイム邸」管理人として企業や行政とは一味違った管理運営を行う&技術のないことを武器に音楽の敷居を下げ続ける音楽家。極めて雑多に音楽を続けた結果、ゲームボーイ、口琴等はそこそこの評判。奇妙な楽器好き、楽器でないものを楽器にするのも好き。「三田村管打団?」「ぺ・ド・グ」「カメアリ・エレクトリック」「もだえ」 などのバンド、ユニットを率いる他、ソロ活動やワークショップ、音楽祭のディレクターも行う。また塩屋の町の未来を考えるようになり「塩屋まちづくり推進会」で活動、「塩屋百景|シオヤプロジェクト」を立ち上げ、写真集『塩屋百人百景』『塩屋百年百景』『塩屋借景『ヤッホー!キタク!』発行。単著に「旧グッゲンハイム邸物語 未来に生きる建築と、小さな町の豊かな暮らし」(ぴあ 2017/3/15)がある。塩屋の町にこのまま百年、二百年変わらないで欲しいと願う。